通関書類に不備がなくても、土日を挟むと平日より2~3日遅れます。
ヤマト運輸を含む国際宅急便の輸入通関にかかる標準的な日数は、貨物の種類によって大きく異なります。航空貨物の場合、財務省の調査によると着陸から輸入許可までの平均所要時間は0.5日、つまり約12時間です。申告から許可までに限定すると、平均0.3時間とさらに短縮されます。
海上貨物では入港から輸入許可までの平均所要時間は2.5日となっており、申告から許可までは平均2.4時間かかります。
つまり申告そのものより前の段階が原則です。
ヤマト運輸の公式サイトでも、海外通販サイトでの購入から配達まで「およそ3日から2週間程度」と案内されています。航空機の遅延、通関時の審査状況や税関検査等によって日数が変動することが明記されています。
参考)海外通販サイトで購入した輸入商品の配送について
通関手続き中の表示が出てから実際に配達されるまでの日数は、通常3~5日程度です。国際交換局に到着した航空国際小包の場合、所要日数は3日が標準とされています。
参考)「通関手続中」から届くまでの日数。2回以上表示されるのはなぜ…
輸入申告が予定より長引く原因として、まず土日祝日を挟むケースがあります。税関は土日祝日も通関作業を行っていますが、緊急性のない荷物は平日より処理が遅れる傾向があります。川崎外郵出張所も土日祝日に稼働していますが、24時間対応ではありません。
参考)国際小包が税関で止まった!土日も通関できる?川崎外郵出張所の…
繁忙期との重なりも大きな要因です。クリスマスや正月はプレゼントやお歳暮により物品が動くため、1年で最も貨物が多い時期となります。業務量の多さと人手不足が重なると、通常より配達が遅れる可能性が高まります。
税関による厳しいチェックも遅延の原因です。特に中国からの商品輸入では審査が厳しく、「通関手続中」の表示時間が長い傾向があります。台湾ヤマトでは、他社が取り扱う貨物から輸入禁制品が多数発見された影響で、小口貨物全体の輸入通関申告に大幅な遅延が発生した事例もあります。
厳しいですね。
税関の検査区分も所要時間に影響します。区分1は簡易審査で納税後すぐ輸入許可されますが、区分2は書類審査、区分3は税関員による現物検査が必要になるため時間がかかります。
アライバルノーティス(貨物到着通知書)の発行遅延も見逃せません。船の遅延などが原因でアライバルノーティスの発行が遅れた場合、通関手続きにも時間がかかることになります。
これが基本です。
追跡画面で「通関手続中」が2回以上表示される場合、書類や商品に何らかの問題がある可能性が高いです。主な原因として、インボイスの記載ミスが挙げられます。商品名や数量、金額などに誤りや不明瞭な点があると、税関が追加確認を行うため時間がかかります。
課税価格の算出に時間がかかっているケースもあります。商品価格が適正か、関税率の適用が正しいかなどを慎重に審査する必要がある場合、通常より長く「通関手続中」の状態が続きます。
最も深刻なのは、違法品や規制品が見つかった場合です。輸入禁止品や規制品目に該当する可能性がある場合、税関は詳細な検査を行い、場合によっては輸入許可が下りないこともあります。
痛いですね。
十分に日数が経過しているにもかかわらず2回以上「通関手続中」と表示される場合、インボイスや輸入商品の不備が原因と考えられるため、税関への問い合わせが必要です。
税関「個人輸入通関手続」
個人輸入時の通関手続きの詳細な流れと必要書類について、税関公式サイトで確認できます。
通関手続きを効率化するには、まず書類の事前準備が重要です。仕入書、運賃明細書など輸入通関手続に必要な書類を揃えておくことで、申告から許可までの時間を短縮できます。標準的な日数の目安は輸出で1~3営業日、輸入で2~5営業日程度ですが、書類不備があると大幅に遅延します。
参考)【保存版】通関手続きの流れと日数をわかりやすく徹底解説!
AEO輸入者の特例申告制度を活用することで、通関時間をほぼゼロにできる可能性があります。財務省の調査によると、AEO輸入者の特例申告貨物に係る通関所要時間は、海上貨物・航空貨物ともに0.0時間となっています。
つまりゼロです。
参考)第13回 輸入通関手続の所要時間調査結果について : 財務省
輸出入申告官署の自由化制度も時間短縮に有効です。自由化申告貨物の通関所要時間は、海上貨物で1.2時間、航空貨物で0.2時間と、通常の申告より短縮されています。
繁忙期を避けた輸入スケジュールの調整も検討すべきです。クリスマスや年末年始などの繁忙期には通関手続きに時間がかかる傾向があるため、可能であればこの時期を避けることで遅延リスクを低減できます。
税関検査で時間がかかる場合、検疫所への催促は逆効果になることがあります。通関士が検疫所に電話をかけることはありますが、あまり催促すると職員が怒ってしまうため、最終的には「待つ」しかないという実務上の現実があります。
これは使えそうです。
ヤマト運輸の国際宅急便の追跡は、国内では公式サイトの「荷物お問い合わせシステム」から送り状番号を使って行えます。輸出通関後はUPSトラッキングナンバーを用いてUPSサイトより確認する必要があります。
参考)ヤマト運輸の国際宅急便をわかりやすく説明!送れないものとは?…
追跡画面で「輸入許可」と表示された後、引き受けセンターの名称が表示されていれば、そこから発送となるため2~3日程度で届くと予想されます。
センター発送が確認できるかがポイントです。
参考)今日、クロネコヤマトの追跡サービスを見たら、輸入許可と書いて…
税関における輸入通関手続は、輸入者から税関に対して輸入申告が行われることで開始されます。「注文した品物が海外から届かない」という相談の多くは、輸入通関手続がまだ行われていないケースです。
参考)https://www.customs.go.jp/news/news/caution20200626.htm
通関手続き中のステータスが長期間更新されない場合、まず配達を担当した郵便局が追跡処理を忘れている可能性も考慮すべきです。海外の国や地域によっては、このようなケースがまれに発生します。
参考)国際交換局から発送になったものはいつ到着する?動かない場合の…
輸入許可の段階で問題が発生している場合は、通関業者に通関を依頼するか、自分で貨物が保管されている倉庫を管轄する税関に出向いて「輸入(納税)申告書」に必要書類を添付して手続きを行うことができます。どうなりますか?
財務省「輸入通関手続の所要時間調査結果」
最新の通関所要時間の統計データは、財務省の調査結果で詳細に公開されています。