cy to cy adalahコンテナヤード間輸送の基本とFCL通関の流れ

cy to cy adalahとは、港のコンテナヤード間で行われる国際物流の輸送形態を指します。通関業務従事者が押さえておくべきFCLとの関係、搬入締切の例外、輸出入申告のタイミングなど、実務で差が出る知識をまとめました。あなたの現場では正しく運用できていますか?

cy to cy adalahコンテナヤード間輸送の基本

CYカット当日のみの搬入受付でも危険品申告は間に合います。


この記事のポイント
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CY to CY adalahの定義

Container Yard間での貨物受け渡しを意味するインドネシア語由来の物流用語

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FCL輸送との関係

実入りコンテナ1本を荷主が独占する形態で、CYでの搬入・搬出が基本

⚠️
通関実務の注意点

CY搬入確認後に輸出申告が原則だが、危険品や例外ルールが存在

cy to cy adalahの基本的な意味と由来


cy to cy adalah」は、インドネシア語で「CY to CYとは」を意味する表現です。CY to CYは「Container Yard to Container Yard」の略称で、出発港のコンテナヤードから到着港のコンテナヤードまで、コンテナ単位で貨物を輸送する形態を指します。


参考)CY to CY adalah: Pengertian, P…

つまりコンテナヤード間輸送です。


この輸送形態では、荷送人が出発港のCYまで貨物を搬入し、荷受人が到着港のCYから貨物を引き取る責任を負います。配送業者は港から港への海上輸送のみを担当し、荷主の倉庫や工場までの配送(Door to Door)は含まれません。


参考)Pengertian CY Dalam Pengiriman…


Container Yardは、コンテナを本船に積み込んだり荷降ろししたりする場所で、港湾地区に位置しています。保税地域として税関の許可を受けた施設であり、実入りコンテナと空コンテナの両方を集積・保管・蔵置します。


国際物流では、CYは船舶と陸上輸送の接点として機能します。もしCYが存在しなければ、船の遅延時にトラックドライバーが長時間待機して高額な追加費用が発生したり、トラックの都合で船の作業が滞るリスクがあります。

cy to cyとFCL輸送の関係性

CY to CY輸送は、FCL(Full Container Load)貨物を扱う際の標準的な形態です。FCLとは、1つのコンテナを1荷主が独占して使用する輸送方法を指します。


参考)コンテナ輸送の仕組みと流れ、選ぶポイントをわかりやすく解説


FCLが基本です。


一般的に貨物量が13立方メートル前後を超える場合、FCLでの輸送が経済的とされています。コンテナ1本を貸し切ることで、他の荷主の貨物と混載されないため、貨物の損傷リスクが低減されます。


参考)https://service.shippio.io/glossary/fcl_lcl


輸出の場合、荷主の元に空コンテナが届けられ、荷主がバンニング(コンテナへの積み込み)を行います。積み込み完了後、コンテナをトラックで輸送し、出港地のCYに搬入します。CYでは搬入確認登録(CYA業務)が行われ、NACCSシステムに記録されます。


参考)https://bbs.naccscenter.com/_files/00168434/s_cy_senpakudairi.pdf


輸入の場合、本船到着後にCYでコンテナが荷降ろしされ、輸入通関が完了するまで一時保管されます。通関許可後、荷受人がCYからコンテナを引き取ります。ただしインドなど一部の国では、CYの収容能力が低く保管スペースを確保できないため、CYでの輸入通関が行われない例外があります。


参考)本船到着後のコンテナーの動きについて - SANKYU-物流…


フォーサイト通関士講座 - CYとCFSの違い詳細
上記リンクでは、CYとCFS(Container Freight Station)の機能的な違いについて、図解入りで詳しく解説されています。


CYとCFSの違いと使い分け

CY(Container Yard)とCFS(Container Freight Station)は、どちらも港湾地区の貨物保管施設ですが、取り扱う貨物の形態が異なります。

CYはコンテナ単位でFCL貨物のみを扱います。一方、CFSは混載貨物専用倉庫として、LCL(Less than Container Load)貨物の仕分け・積み込み作業を行います。


参考)CFSとは?CYの違いやLCLの関係も解説【物流用語】


コンテナか小口かの違いです。


LCL貨物の場合、複数の荷主の貨物を1つのコンテナに積み合わせるため、CFSでのバンニング作業が必要になります。コンテナ船が到着すると、CYオペレーターがCYに貨物を下ろし、荷役港湾業者がCYからCFSまでコンテナを搬送します。CFSでデバンニング(コンテナから貨物を取り出す作業)が行われ、各荷主の貨物に仕分けられます。


この作業により、LCLでの輸入手続きはFCLに比べて1日から1週間ほど遅くなります。また他の荷主の貨物で書類不備やB/L(船荷証券)未着があると、自社の貨物も巻き込まれて通関が大幅に遅れるリスクがあります。

輸送形態によって、CY/CY(FCL貨物でCYからCYへ)、CFS/CY(LCL貨物でCFSから積み込みCYで引き取り)、CY/CFS(FCLで送りCFSで仕分け)など、組み合わせが使い分けられます。


参考)https://www.airsupplycn.com/ja/cy%E9%85%8D%E9%80%81/

cy to cy輸送における通関手続きの流れ

CY to CY輸送での輸出通関は、CY搬入後に行うのが原則です。コンテナヤードで搬入確認された後、NACCS(輸出入関連情報処理システム)を利用して輸出申告を行います。


搬入確認が先です。


CY搬入確認登録(CYA業務)では、船舶コード、航海番号、コンテナサイズ、タイプなどが記録されます。バンニング登録され、CY搬入後に輸出申告されたコンテナは、搬入取消ができません。

税関からの輸入許可は、貨物の搬入と税関検査の完了という2つの条件を満たして初めて得られます。貨物が船から降ろされてCYに搬入されないと検査作業ができず、輸入通関申告も原則として貨物搬入後に行うとされています。

CYでのコンテナ保管中に通関を進めることができれば、貨物が内陸へ運ばれる時点での手続きがスムーズに進みます。税関の検査場がCY付近に設置されている場合もあり、書類提出や検査対応を円滑に実施できます。


参考)【CY(コンテナヤード)徹底解説】港湾物流の要を理解し、国際…


コンテナが港に到着した段階で、外観検査やシール番号の確認が行われます。損傷があれば写真を撮って船会社や保険会社へ報告し、クレーム対応の根拠とします。

Shippio - CY(コンテナヤード)徹底解説
上記リンクでは、CYでの通関手続きとの連動について、物流効率化の観点から詳しく説明されています。


CYカット日と搬入スケジュールの例外ルール

CYカット日(Cut-Off)は、指定された場所にコンテナを持ち込む締め切りのことです。通常、船会社ごとにCYオープン期間とカット日が設定され、この期間内にコンテナを搬入する必要があります。


締切厳守が原則です。


しかし、危険品貨物については例外的な扱いがあります。危険品にはフリータイムが設定されず、規定のCYカット当日のみの搬入受付となります。つまり、危険品は早期搬入ができない代わりに、カット日当日の搬入で問題ありません。


参考)日本輸出

DOC CUT(書類締切)も重要な期限で、欧州・北米・中南米以外の航路では、通常DOC CUTの1営業日前がCYカットとなります。ただし例外となる場合はREMARKS欄に記載されます。

船舶運航会社によって運航されている船舶の場合、Maerskなどの大手船会社は船舶運航会社が設定するCYオープン日に基本的に従っています。ディテンションの規則に関係なく、CYオープン期間に関する規制がある可能性があるため、事前確認が重要です。

CYに搬入されずにCLR(船積登録)することも可能ですが、在来貨物の場合はCLR登録者の蔵置場に蔵置されていることや、入力した船舶コードへの搬出がされていることなどの条件があります。

cy to cy以外の輸送形態との比較

cy to cy以外にも、Door to Door、Door to CY、CY to Doorなど、複数の輸送形態が存在します。各形態で荷主の責任範囲と物流コストが大きく異なります。

責任範囲が違います。


Door to Door輸送では、配送業者が荷送人の指定場所から荷受人の指定場所まで一貫して配送を担当します。荷主は自社で輸送手配をする必要がなく、物流管理の負担が軽減されますが、その分輸送コストは高くなります。


CY to Door輸送では、荷送人がCYまで貨物を搬入し、配送業者が到着港のCYから荷受人の指定場所まで配送します。貨物はトラック上の状態で引き渡され、荷受人がコンテナからの荷降ろしを手配します。

Door to CY輸送では、配送業者が荷送人の指定場所から貨物を集荷し、到着港のCYまで輸送します。荷受人がCYから貨物を引き取る責任を負います。

FCL貨物の場合、貨物量が13立方メートル以上あれば、コンテナ1本を貸し切るFCLがコスト面で有利です。しかし貨物量が少ない場合、デッドスペースが生まれ割高になるため、LCL混載輸送を選択する方が経済的です。


LCLでは他の貨物と混載されるため、輸送中の接触による破損リスクや、CFSでの仕分け中の紛失リスクがあります。国や港によってはCFSが十分に整備されておらず、貨物管理が不十分な場合もあるため、貨物の性質に応じた輸送形態の選択が重要です。





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