アフターサービス費を修繕費で処理すると消費税の還付を受け損ねます。
アフターサービス費は支払いの形態によって使用する勘定科目が異なります。単発で支払う場合は「修繕費」、定期的な保守契約の場合は「支払手数料」または「前払費用」を使用するのが一般的です。
参考)https://www.freee.co.jp/kb/kb-journal/maintenance-fee/
通関業務従事者の場合、輸入機器やシステムの保守料として年間契約を結ぶケースが多いでしょう。
この場合は「支払手数料」で処理します。
参考)PCソフトやシステム等の保守料の仕訳に使う勘定科目
どういうことでしょうか?
継続的な保守サービスで1年分を前払いする際は、支払時に「前払費用」として資産計上し、サービス提供期間に応じて費用化します。例えば12万円の年間保守料を4月に支払った場合、支払時に全額を前払費用とし、毎月1万円ずつ支払手数料に振り替える処理が必要です。
参考)システム利用料の勘定科目は?仕訳方法や会計処理の方法を解説 …
勘定科目の選択では一貫性が重要です。一度「支払手数料」を選んだら、同じ取引では継続して同じ科目を使用してください。
「修繕費」と「支払手数料」の使い分けは費用の性質で判断します。修繕費は設備や建物を元の状態に戻すための費用、支払手数料は正常な状態を維持するための定期的な費用です。
参考)メンテナンス費用の勘定科目は?会計処理時の注意点も解説
通関業務で使用する通関システムやX線検査装置の故障修理は修繕費、月次や年次の点検・メンテナンス契約は支払手数料が適切です。
つまり事後対応は修繕費です。
修繕費として認められるには20万円未満の支出、またはおおむね3年以内の周期で行われる定期的な修理である必要があります。これを超える場合は「資本的支出」として固定資産に計上し、減価償却する処理が求められます。
参考)修繕費とは?勘定科目や経費にならない資本的支出の判定方法
通関業者が使用する検査機器の大規模改修で機能が向上する場合、その費用は資本的支出に該当する可能性が高いです。元の状態に戻すだけでなく、性能向上や耐用年数の延長につながる支出は固定資産として処理してください。
参考)https://www.freee.co.jp/kb/kb-journal/repair-fee/
通関業務で発生する各種費用は、輸入商品の原価に算入する必要があります。関税、輸送料、保険料、通関手数料は仕入原価に含めるのが原則です。
参考)関税の勘定科目と仕訳処理|輸入経理の基礎から実務まで詳しく解…
原価に含める費用は以下の通りです:
参考)輸入経費と原価の計算方法を紹介!勘定科目・消費税について|サ…
これは必須です。
国内輸送費(保税地域から販売先への配送費用)や事務手数料(社内の輸入手続き経費)は販売管理費として処理し、仕入原価には含めません。
参考)【例付】輸入商品の原価計算方法!管理は何で行うべき?|サンプ…
通関手数料は「支払手数料」の勘定科目で処理し、関税は「租税公課」として計上します。ただし免税事業者の場合、輸入時の消費税も租税公課として経費計上可能です。
参考)商品を輸入した際の仕分けについて
輸入経費は通常B/L(船荷証券)単位で発生するため、複数商品を同時輸入した場合は按分計算が必要です。数量按分または金額按分により、商品ごとの在庫単価を算出してください。
1年分の保守料を前払いする場合、消費税の処理タイミングに注意が必要です。消費税法では、サービスの提供を受けた時点で課税仕入れとして認識します。
参考)https://www.kyodo-cpa.com/qa/02zeimu/2019/1007_133.html
9月決算法人が10月分の保守料11万円(税込)を9月に支払った場合、支払時は全額を前払費用として処理します。決算時に当期分(9月まで)を費用化し、対応する仮払消費税を計上する仕訳が必要です。
どの部分を費用化するかがポイントです。
具体的には、12か月分の年間保守料を支払った場合、当期に対応する月数分だけを費用化し、残りは前払費用として翌期に繰り越します。例えば年間12万円を4月に支払い、3月決算の場合、決算時に10か月分(10万円)を前払費用に振り替えます。
翌期首には前払費用を再度費用勘定に戻す「再振替仕訳」を行います。この処理により、当期と翌期で適切に費用が配分されます。
ただし「短期前払費用の特例」は、アフターサービス契約では適用できない可能性が高いです。この特例は支払日から1年以内にサービス提供が完了する場合に限られ、継続的な保守契約は該当しないケースが多いため注意してください。
通関業務では輸入許可のタイミングで関税・消費税を記帳する必要があります。輸入申告を行い税関から許可を受けた時点が課税時期となるため、実際の支払時期とずれる場合でも輸入許可日で仕訳してください。
通関業者が関税・消費税を立て替える場合、後日請求書と一緒に納付書が送付されます。この立替金は「未払金」または「買掛金」として処理し、支払時に消し込みます。
参考)大沢運送株式会社
延納が認められている場合はどうなりますか?
税関から延納承認を受けている事業者は、輸入許可後に直接納税する形になります。この場合も輸入許可日を基準に仕訳を行い、実際の納税時に現金の減少を記録してください。
保税倉庫の保管料は期限内の一時保管分のみ原価に算入します。期限超過による超過保管料は「保管料」または「倉庫料」として販売管理費で処理するのが適切です。
参考)個人通関・業務通関後の代行 – 株式会社ユソー
税関検査が発生した場合の立会料、検査場への輸送料、作業費用なども通関業務では発生しますが、これらは「支払手数料」として処理し、商品の性質により原価算入の要否を判断してください。
保守料の会計処理について詳しく解説している会計freeeの記事
輸入経費と原価計算の実務的な解説が掲載されているサンプラン社の記事
![]()
S はしご 5m 5.0m 500cm フック付き/フックなし 伸縮はしご5m 5.4mより短い伸縮 ハシゴ アルミ スーパーラダー 5mはしご 脚立 1年保証 多関節 万能 軽量 大掃除 雪おろし 洗車 足場 スーパーラダ 折りたたみ 伸縮自由 踏み台 高処作業 説明書付【送料無料】