許可証テンプレート作成で通関業務効率化する完全ガイド

通関業務で使う許可証テンプレートの作成方法と注意点を解説。WordやExcelでの作り方、記載すべき項目、よくあるミスを防ぐコツまで詳しく紹介。あなたの業務を効率化できる具体的な方法とは?

許可証テンプレート作成で業務効率化

通関業許可申請書の記載ミスは8割が原因で申請が遅延します。
参考)通関トラブルを防ぐための基本ルール|国際輸送トラブル解決!


この記事の3つのポイント
📝
許可証テンプレートの基本構成

通関業務で必要な許可証の必須項目と書式の選び方を理解できます

⚠️
記載ミスを防ぐチェックポイント

HSコードや金額の誤りなど致命的なミスを事前に回避する方法がわかります

💡
WordとExcelの使い分け

業務内容に応じた最適なフォーマット選択と編集のコツを習得できます

許可証テンプレートの基本構成と必須項目


通関業務で使用する許可証テンプレートには、法的に有効な書類として機能するための必須項目があります。日付、許可の内容、許可を与える期間、許可を与える機関・責任者名、許可をもらう人の所属・氏名の5つです。これらが欠けていると、税関での審査時に書類不備として差し戻される可能性が高まります。
参考)許可書(許可証)の書き方は? ケース別に使えるテンプレート付…

通関業許可申請書(税関様式B-1060)は財務大臣への正式な申請フォーマットとして定められています。氏名または名称、住所、電話番号、営業所の名称と所在地を明記する必要があります。法人の場合は役員の氏名と住所も必須です。
参考)https://www.customs.go.jp/kaisei/youshiki/form_B/B1060.pdf


テンプレートの書式自体に法的な決まりはありません。​
手書きでも構いませんが、WordやExcelで作成すると編集や複製が容易になります。ただし、通関業許可申請では税関が指定する様式を使う必要があるため、自由にデザインできる範囲は限られます。
参考)https://www.customs.go.jp/kaisei/youshiki/form_B.htm


業種や営業形態によって必要な許認可が異なる点に注意してください。一般営業施設、移動販売、イベント臨時営業などでテンプレートの内容が変わります。通関業の場合は、取扱貨物が特定種類に限られるかどうかで記載内容が異なります。

許可証作成で避けるべき記載ミスとリスク

通関書類の記載ミスは貨物が税関で止まる最大の原因です。インボイスの金額記載ミス、商品名の記載不足、パッキングリストの実際の貨物内容との不一致が頻繁に発生しています。B/L(船荷証券)の貨物情報や受取人情報の不一致も深刻な問題につながります。​
HSコード(関税分類番号)の誤りは最も深刻なトラブルです。
誤ったコードを使うと、不要な関税や規制の対象となり、費用と手間の両面で無駄が発生します。最悪の場合、輸出許可が下りないこともあります。数量や価格の不一致、必要書類の不足も通関手続きの遅延を引き起こします。​
言語の問題も見落としがちです。輸出先国の要求に応じて、英語や現地語での記載が必要な場合があります。日本語のみで作成したテンプレートでは対応できないケースも出てきます。​
修正が必要になった場合は、速やかに通関業者に連絡し、修正した書類を提出することが重要です。申告の撤回や再申告が必要になることもあります。事前にチェックリストを作成し、複数人で確認する体制を整えておくと安心です。​

許可証テンプレートのWord・Excel作成手順

Wordでテンプレートを作成する場合、まずA4サイズの用紙設定から始めます。ページレイアウトで余白を設定し、タイトル部分に「通関業許可申請書」などの見出しを配置します。フォントは明朝体の11~12ポイントが読みやすく、公的書類として適しています。
参考)「許可書」の書式テンプレート・フォーマットのダウンロード|b…


表機能を使って項目を整理すると見やすくなります。​
左列に「申請日」「申請者名」「住所」などのラベルを配置し、右列に記入欄を設けます。記入欄には下線や枠線を引いて、どこに何を書くべきか明確にしましょう。日付欄には「令和 年 月 日」という形式を使うと統一感が出ます。
Excelで作成する場合は、セルの結合機能を活用します。見出し行を複数セル結合して中央揃えにし、データ入力欄は適切な幅に調整します。入力規則を設定すれば、数字のみ、日付形式のみといった制限をかけられます。
参考)Excelファイルで申請書のテンプレートを作成する方法|ON…

セルのロック機能を使うと、テンプレートとして配布する際に便利です。変更可能にするセルを選択し、「書式」→「セルのロック」でロックを無効にします。その後「校閲」→「シートの保護」で、必要な部分だけ編集可能な状態にできます。
参考)【建設業】エクセルでテンプレートを作成する際の作り方と注意点…

PDF化して配布すれば、レイアウトが崩れる心配がありません。ただし編集が必要な場合は、WordやExcel形式も併せて用意しておくとよいでしょう。​

通関業許可申請で必要な添付書類テンプレート

通関業許可申請には、申請書以外に多数の添付書類が必要です。資産状況を示す書類として決算書、申請者の住民票の写しまたはこれに代わる書面、履歴書を用意します。法人の場合は定款、登記事項証明書、役員の名簿と履歴書が追加で必要です。
身分証明書と宣誓書(税関様式B-1080)は申請者と役員全員分が必要です。
登記されていないことの証明書も東京法務局または地方法務局で取得する必要があります。これらは欠格条項該当の有無を確認するためのものです。​
営業明細書(税関様式B-1070)では、通関業以外の事業の種類、規模、最近の状況を示します。運送業や倉庫業など関連事業を営んでいる場合は詳細な情報が求められます。年間取扱見込みの通関業務の量と算定基礎を記載した書面も必要です。
コンプライアンス規則、通関業務管理規定、輸出通関業務手順書、輸入通関業務手順書の4種類が任意書類として重要です。これらは任意ですが、実質的には必須といえます。社内研修概要書、営業所所在地の見取図、社内管理規程なども準備しておくとスムーズです。
参考)通関業許可申請


許可証の読み方と先行許可制度の活用法

許可証には多くの項目があり、そこから様々な情報が読み取れます。通関業を行うことができる営業所の名称と所在地、許可番号、許可日などが記載されています。これらの情報を正確に理解しておくことで、業務範囲を明確に把握できます。
参考)https://www.goldensea.jp/document/%E9%80%9A%E9%96%A2%E6%A5%AD%E8%A8%B1%E5%8F%AF%E8%A8%BC.pdf


先行許可制度を使えば、添付書類の一部を省略できます。
参考)コラム

すでに許可を受けている業者が別の許可を申請する場合、既存の許可証を提出することで住民票の写しなどが不要になります。A県の産業廃棄物収集運搬業許可を持っている状態でB県に申請する場合などが該当します。
通関業の場合も同様の制度が適用されます。従業者等の異動(変更)届(税関様式B-1180)で代用できるケースもあり、欠格条項該当の有無の確認を省略できることがあります。ただし、すべての書類が省略できるわけではありません。​
許可証の有効期限や条件も確認が必要です。取扱貨物が一定の種類のもののみに限られる場合、その制限が許可証に明記されています。業務範囲を超えた取引を行うと法令違反になるため、定期的に許可内容を見直しましょう。​

許可証テンプレート管理の効率化ツール

Googleドキュメント形式でテンプレートを作成すると、オンラインで共有・編集が可能です。承認フローを効率的に進められ、複数の担当者が同時にアクセスしても競合が起きません。版管理機能により、誰がいつどこを変更したか追跡できます。​
Googleスプレッドシート形式なら、部署内や管理者とクラウド上で共有でき、紙のやり取りを削減できます。​
リアルタイムでの更新が反映されるため、最新版の混乱を防げます。コメント機能を使えば、修正依頼や確認事項を直接記入できて便利です。
Excel形式のテンプレートは、勤務条件や承認欄などを自社の運用に合わせて簡単に調整可能です。マクロ機能を使えば、計算や集計を自動化できます。ただし、セキュリティ設定によってはマクロが実行できない環境もあるので注意が必要です。​
記入例を付けたテンプレートにすると、申請者・管理者双方が迷わず利用できます。各項目に薄いグレーで記入例を表示し、実際の入力時に上書きする形式が分かりやすいでしょう。初めて通関業務に携わる担当者でも、見本を見ながら正確に記入できます。​
定期的なバックアップも重要です。クラウドストレージに保存すれば、端末の故障やデータ消失のリスクを回避できます。

通関業務の定期報告書テンプレート作成

通関業者は毎年4月1日から翌年3月31日までの業務について、定期報告書を作成する義務があります。翌年6月30日までに財務大臣に提出しなければなりません。この報告書も、テンプレート化しておくと毎年の作業負担が軽減されます。
参考)通関業者の義務と権利 - 通関士の通信教育・通信講座ならフォ…

報告書には通関業務の実績数値を記載します。
取扱件数、取扱金額、業務の種類別内訳などが主な項目です。前年度のデータをベースに、数字だけを更新すれば完成する形式にしておくと効率的です。
通関業務に係る書類の保管状況も報告対象です。申告書、申請書、不服申立書、特例申告書、修正申告書、更正請求書などの書類を適切に管理している証明が求められます。これらの書類には通関士の審査と記名押印が必要なものと不要なものがあります。
参考)通関業許可申請の許可基準とポイントについて


指定地外検査許可申請書や臨時開庁承認申請書など、通関士の審査を要しない書類もあります。報告書テンプレートには、どの書類に審査が必要かのチェックリストを組み込んでおくと便利です。​
依頼者から受け取った依頼書類、料金の受領を証する書類の写しも管理対象です。これらを年度ごとに整理し、報告書に添付できる状態にしておきましょう。デジタル化しておけば、検索や参照も容易になります。​

許可証テンプレートの法令遵守チェック項目

通関業者は依頼者の名をもって申告・申請を行う必要があります。通関業者が自己の名をもって申告することはできません。テンプレートを作成する際は、依頼者名を記入する欄を明確に設けましょう。​
法令遵守規則、通関業務管理規定は通関業許可申請の重要な任意書類です。
これらをテンプレート化しておくと、新規営業所の開設や業務拡大時にスムーズに対応できます。輸出入の手順書も含めて、社内で標準化された形式を維持することが大切です。
通関業法第6条第10号に規定する役員の欠格条項に該当しないことの確認も必要です。宣誓書(税関様式B-1080)で確認しますが、新たに役員が就任する際は必ず再確認しましょう。テンプレートに確認日と確認者のサインを記入する欄を設けておくと、確認漏れを防げます。​
許可後3年間の事業計画書も任意書類として重要です。これは最も作成に時間がかかる書類の一つとされています。年度ごとの目標取扱件数、人員計画、設備投資計画などを具体的に記載します。過去のデータをベースにしたテンプレートがあれば、実績に基づいた現実的な計画を立てやすくなります。​
税関の公式サイトでは通関業法関係の各種様式がダウンロードできます。最新の書式を確認する際の参考リンクとして活用してください。
通関業許可申請の詳細な手順と必要書類について、実務的な視点から解説されています。申請準備の参考になります。





ウチダ テンプレート No.104 角定規 1-843-0104