追跡番号を正しく入力しているのに「該当なし」と表示されたまま荷物が突然届いて、関税を代引きで請求されて慌てた経験はありませんか。
多くの方が陥りやすい落とし穴がここにあります。
佐川急便の荷物追跡には、大きく分けて2つの窓口が存在します。ひとつは国内配送向けの「お荷物問い合わせサービス」、もうひとつは国際物流向けの「SGHグローバル・ジャパン(Shipment Tracking SGX)」です。中国や海外のECサイトで購入した商品が佐川グローバル便で届く場合、日本国内向けの公式サイトで検索しても「該当なし」と表示されるのが正常な動作です。
つまり、サイトが間違っているだけで荷物は正常に輸送されているケースが大半です。
| サービス名 | 担当区間 | 追跡できる場所 |
|---|---|---|
| 佐川グローバル(SGH) | 中国〜日本の通関まで | SGHサイト・海外追跡サイト |
| 佐川急便(国内) | 通関許可後〜自宅まで | 日本の公式サイト |
追跡番号の形式にも注意点があります。国内の佐川急便の追跡番号は10桁または12桁の数字のみで構成されています。一方、飛脚国際宅配便(SGX)の追跡番号は「ASLH」というアルファベットから始まり、その後に数字が続く形式です。荷物が日本国内に到着すると、新たに数字のみの国内追跡番号が発行されます。番号の形式が違う場合は、検索先のサイトを確認しましょう。
追跡可能期間は出荷日より60日間が基本です。
また、佐川急便には「飛脚メール便」というサービスもありますが、このサービスはWebでの輸送状況確認ができず、担当営業所への電話問い合わせのみとなります。これも知っておくと役立ちます。
「該当なし」や「お荷物データが登録されておりません」と表示されると不安になりますが、ほとんどの場合は以下の3つのどれかが原因です。
原因1:データ反映のタイムラグ
佐川急便のシステムへの反映は、ドライバーが荷物をスキャンするか、営業所で受付が完了した時点から始まります。発送直後は登録されていないことが多く、特に午前中に発送された荷物は夕方から夜にかけて反映されるケースが多いです。発送連絡を受けた直後に検索しても「該当なし」になることは珍しくありません。週末出荷の場合は、翌週の月曜日に反映されることもあります。
原因2:空輸中・通関手続き中は更新が止まる
飛行機で輸送中や税関での検査中はスキャンが行われないため、追跡ステータスが数日間更新されない状態が続きます。これは荷物が止まっているのではなく、スキャンができない状況にあるというだけです。
原因3:日本到着後、国内の佐川急便に引き渡されるまでのバトンタッチ期間
通関許可が下りた後も、空港から国内の佐川急便営業所(例:りんくう営業所など)に移動し、仕分けスキャンが完了するまでの半日〜1日程度、追跡情報に空白が生まれます。「通関許可」ステータスで止まって見えるのはこのためです。1〜2日以内に「集荷」のステータスに変わるのが一般的です。
問題が続く場合は、佐川急便グローバルコールセンター(国内:0120-189595、平日9〜18時)に問い合わせましょう。
ダンボールワン:佐川急便の追跡ステータスの意味と対処法の詳細解説
追跡ステータスが「現地に到着/通関中」に変わると、関税について心配になる方も多いはずです。
関税が発生するかどうかは、課税価格が1万円を超えるかどうかが基本的な判断基準です。個人使用目的の輸入の場合、課税価格は商品価格の60%で計算されます。つまり、商品の購入金額が約16,666円以下であれば課税価格が1万円以下になるため、関税・消費税はかかりません。
たとえば3,000円の商品を購入した場合、課税価格は1,800円となり免税です。一方、20,000円の商品なら課税価格は12,000円となり、関税と消費税が発生します。
関税が課された場合、佐川急便が配達の際に「代金引換」として立て替え分を請求します。追跡で「通関中」のまま時間がかかっている場合には、税関から「外国から到着した郵便物の税関手続のお知らせ」というハガキが自宅に届く場合があります。これを見落とすと荷物が届かなくなります。無視は絶対に禁物です。
課税されるかどうかが気になるときは、関税庁の公式サイトで品目ごとの税率を事前に確認しておきましょう。
国際便の追跡ステータスは国内と異なる表記が多く、初めて見ると戸惑いやすいです。以下に主なステータスとその意味を整理します。
| ステータス | 意味 | 目安日数 |
|---|---|---|
| 自社倉庫へ転送中 | 中国国内でSGH倉庫へ運搬中 | 飛行前の段階 |
| 経由地に到着 | 発送元の空港に到着 | 出発直前 |
| 現地へ輸送中 | 航空便で日本へ向かっている | 1〜2日 |
| 現地に到着/通関中 | 日本の税関で審査中 | 1〜3日 |
| 通関許可 | 税関審査が完了 | 国内配送まで1〜2日 |
| お荷物を発送しました | 国内の佐川急便が集荷済み | 配達まで1〜2日 |
| 配達完了 | 自宅に到着 | 完了 |
「自社倉庫へ転送中」はまだ中国国内にある段階で、ここから手元に届くまでは通常4日〜1週間程度かかります。
「通関許可」で止まって見える状態は、空港から国内の佐川急便(りんくう営業所など)への引き渡し待ちです。この段階での遅れはほぼ正常なプロセスで、1〜2日以内に動き出します。1週間以上変化がない場合は佐川急便グローバルコールセンターへ電話で確認するのが最善です。
追跡ステータスが更新されるまでの時間は、セール時期(ブラックフライデーや中国の旧正月前後)には通常よりも1〜2週間程度長くなることがあります。これは特定の個人の荷物に問題が起きているのではなく、拠点全体の物量が処理能力を超えているためです。
トリセド:佐川グローバルSGXの通関許可から配達までの日数の解説
追跡に関するトラブルは、手順を踏めば多くの場合すぐに解決します。
ステップ1:追跡番号と検索サイトが合っているか確認する
国内便なら佐川急便公式サイト、国際便(SGX)なら「SGHグローバル・ジャパン」の追跡ページと使い分けましょう。それでも出ない場合は「17TRACK」という世界対応の一括追跡サービスが便利です。中国国内での「深センで集荷」などの詳細まで確認できます。
ステップ2:時間をおいて再検索する
発送直後や通関後のバトンタッチ期間は、システムへの反映に数時間〜1日のラグが生じます。焦らず1日待って再確認しましょう。
ステップ3:発送元に確認する
フリマアプリやECサイトでは、発送連絡だけを先に行い、実際の発送が後になるケースもあります。発送元に「荷物は実際に出しましたか?」と確認するのが確実です。
ステップ4:営業所または佐川グローバルコールセンターに電話する
以下の連絡先に問い合わせましょう。
- 🏠 国内便の問い合わせ:各営業所(佐川急便公式サイトの営業所検索から確認)
- 🌏 国際便の問い合わせ:佐川急便グローバルコールセンター
- 国内から:0120-189595 / 050-3508-9849
- 海外から:+81-50-3508-9849
- 受付時間:平日 9:00〜18:00(土日祝・年末年始休み)
追跡番号は必ず手元に準備してから電話しましょう。
「2日以上変化がない」「通関後1週間以上動かない」といった状況で初めて問い合わせるのが、迷惑にならない目安です。
税関公式:「注文した品物が海外から届かない」等、輸入貨物の状況確認についての注意喚起