「お届け済み」表示でも受取人未着のケースがあります
EMSの追跡番号は13桁の英数字で構成されており、「EN ■■■ ■■■ ■■■ JP」という形式です。この番号はEMS送り状(ラベル)の右上に「お問い合わせ番号(item number)」として記載されています。
参考)国際郵便 EMS の配達状況・追跡情報を確認する方法を徹底的…
追跡番号の構造は規則的で、最初の2文字「EN」がEMSを示し、最後の2文字「JP」が発送国の日本を表します。中間の9桁が個別の荷物を識別する番号です。
参考)EMS の追跡情報
つまり規則性があるということですね。
日本郵便の郵便追跡サービスでは、個別番号検索で最大10件の荷物を同時に追跡できます。連続番号検索機能もあり、複数の荷物を効率的に管理する際に便利です。
参考)EMS(国際スピード郵便)を追跡する方法|できない場合の対処…
追跡情報の保存期間は約12ヵ月間ですので、過去の配送記録を確認したい場合はこの期間内に照会する必要があります。期限があるということです。
「通関手続中」は、日本の税関で荷物の検査と関税の計算を行っている最中を示すステータスです。この間、荷物はまだ日本郵便(配達業者)に引き渡されておらず、税関の管理下にあります。
参考)EMS通関手続中のまま動かない!7つの理由と日数目安・問い合…
通常、問題がなければ平均2日~3日で「国際交換局から発送」に変わります。しかし土日祝日を挟んだり検査対象になったりすると、1週間以上動かないことも珍しくありません。
厳しいところですね。
税関検査に問題がなければ、「通関手続中」のステータスから通常3~5日程度で荷物が配達されます。「通関手続中」が2回以上表示されたり、このまま動かない場合は税関での詳細検査や書類不備の可能性があります。
参考)「通関手続中」から届くまでの日数。2回以上表示されるのはなぜ…
中国からの荷物では、コピー品や偽ブランド品の混入リスクがあるため、税関で慎重に検査され、2回~4回の通関手続きが行われて時間がかかるケースがあります。通関手続きが極端に長い場合は、最寄りの税関や郵便局に問い合わせると状況を確認できます。
参考)EMSの通関手続中が長い!中国からの荷物で2回…
保税運送とは、通関手続き前の関税と消費税が未払いである外国貨物のまま日本国内を移動させることを意味します。EMSが国際スピード郵便として早く荷物を届けるために採用している手段です。
参考)保税運送中と保税運送到着の意味と配達までの日数
「保税運送中」は、宛先住所の税関がある郵便局に向けて日本国内を移動していることを示します。例えば、愛知県宛ての荷物が東京国際交換局に到着した場合、中部国際郵便局(愛知県の管轄税関)に移動する際にこのステータスが表示されます。
どういうことでしょうか?
航空路線の有無や飛行機の運送状況によっては、宛先住所以外の税関がある郵便局に到着する場合があるためです。日本には複数の国際交換局(東京、大阪、中部、新福岡など)があり、受取人の所在する都道府県の受持国際交換局以外に到着した場合、所定の受持国際交換局へ送付して通関手続を行います。
参考)国際郵便の郵便追跡サービスに関するお知らせ - 日本郵便
「保税運送到着」は、宛先住所の税関がある郵便局に到着したことを意味し、到着後はようやく日本国内に正式に荷物を受け入れて通関手続きに入ります。追跡サービス上では、到着した国際交換局から受持国際交換局に郵便物を発送した場合「保税運送中」と表示し、受持国際交換局に到着した場合「保税運送到着」と表示します。
つまり国内移動の段階ということですね。
ドイツあてEMSでは、地方税関で保留または配達子会社に引渡しされている場合に「ご不在のため持ち戻り」または「お届け済み」と表示される場合があります。実際の事例では、ドイツの地方税関に届いた時点で「お届け済み」となり、受取人には届いていないという状態が発生しました。
参考)実録 ~「EMS」の失敗事例~ – Yes, G…
この表示の違いは各国の税関システムと郵便システムの連携方法の差によるものです。ドイツの場合、地方税関到着=「お届け済み」であり、「受け取り人に届いている」とは言っていないという解釈になります。
意外ですね。
名あて国の状況によっては、海外情報が一部検索できない場合や情報反映に時間を要する場合があります。時差等により、検索結果の最新情報および詳細の表示順が、実際の取扱順と異なる場合もあります。
保管期限超過で荷物が返却されるケースも存在します。内容物が違反の場合または受取人がいなくて荷物の受け取りにも来なかった場合(保管期限超過)に返送されます。最寄りの地方税関からレターが届いていないと受取人が気づかず、保管期限を過ぎて日本に戻ってくることがあります。
痛いですね。
こうした追跡表示と実態のズレが発生するリスクを避けるには、発送前に宛先国の税関システムの特性を確認しておくことが重要です。特にドイツ、オランダなどヨーロッパ諸国へのEMS発送では、受取人に対して追跡番号と地方税関からの通知を注意深く確認するよう事前に伝えることで、保管期限超過による返送を防げます。
日本郵便の公式追跡サービスでは、国際郵便の配達状況と各ステータスの詳細な説明が確認できます。
国際郵便の郵便追跡サービス - 日本郵便
国際交換局到着から通関、配達までの流れと各ステータスの意味を公式に解説しています。
追跡ステータスが「通関手続中」のまま3日以上動かない場合、必ずしも問題があるわけではありません。平均2~5日が標準ですが、検査対象になると1週間以上かかることも珍しくないためです。
「通関手続中」は税関にある状態なので、配送業者(日本郵便)に問い合わせても答えられません。税関の管理下にあるため、配送業者は詳細な状況を把握していないのです。
結論は税関に問い合わせるということです。
あまりに長い場合は、管轄の国際交換局へ電話するか、税関からのハガキ(課税通知書や内容確認依頼)を待つのが適切な対応です。中国からの荷物で通関が2回・4回行われる場合、焦らず追跡番号で進捗を確認し、記録としてスクリーンショットを残すと安心です。
通関手続きが長引く主な理由は以下の通りです:
通関手続中が極端に長い場合の問い合わせ先として、荷物が到着した国際交換局(東京国際、大阪国際、中部国際など)に直接電話で状況を確認するのが最も確実です。追跡番号を伝えれば、税関での保留理由や追加書類の必要性を教えてもらえます。
通関に関する詳細な手続きの流れと必要書類については、ジェトロ(日本貿易振興機構)の公式情報が参考になります。
輸入貨物の到着から引き取りまでの手続き - ジェトロ
通関手続きの標準的な流れと所要日数、必要書類について詳しく解説されています。