商社経験者でもJETROに転職すると年収が200万円下がることがあります。
日本貿易振興機構(JETRO)の事務系職員の平均年収は824.7万円です。この数字は2024年度の公表データに基づいており、ボーナスは231.2万円となっています。
参考)【2026最新】日本貿易振興機構職員の年収、ボーナス、モデル…
職種別に見ると、常勤職員679万円、事務・技術職員666万円、研究職員751万円、任期付事務・技術職員400万円、年俸制職員656万円という内訳です。総合職では977.2万円、技術職684万円、一般職698万円となっており、職種による差が明確です。
口コミサイトのデータでは平均616万円~756万円と幅があります。年収範囲は250万円から1350万円と報告されており、雇用形態や職位によって大きく異なることがわかります。
つまり公式データと実態には差があるということですね。
JETROの年齢別モデル給与は、22歳・大卒初任給で366.1万円、35歳・本部課員で653.1万円、50歳・本部課長で1081.7万円となっています。年収の増え方は10年単位で70万円~80万円程度です。
50歳の本部課長職では月額636,234円、年間給与1,058.6万円という具体的な数字も公表されています。課長職で850万円~861万円、部長職で990万円~997万円が推定されます。
参考)https://www.jetro.go.jp/ext_images/disclosure/info/houshukyuyo/houshukyuyo2021.pdf
生涯年収は約2億6,500万円と計算されます。これは平均年収698万円×38年という計算に基づいており、独立行政法人の給与体系は棒給で算出されるため、大きな変動はありません。
昇給ペースは緩やかですね。
通関士の全国平均年収は約551.4万円から591万円とされています。これは日本の平均年収より約100万円以上高い水準ですが、JETROの824.7万円と比較すると約230万円の差があります。
通関士は年齢や経験を重ねることで500万円から800万円、管理職で1,000万円以上を目指すことも可能です。ただし、転職求人を見ると通関士で年収800万円以上の案件は限られており、470万円~900万円の範囲が一般的です。
参考)通関士の年収800万円以上の転職・求人情報|【パソナキャリア…
実際に通関士からJETROへ転職した事例もあります。物流会社で通関士として貿易法務・税務の専門性を培った後、外資系海運会社を経てJETROに入構したケースが報告されています。
参考)【採用成功レポート】日本貿易振興機構(ジェトロ)4職種16名…
キャリアの選択肢は広がりますね。
JETROは独立行政法人のため、平成18年以降は国の総人件費改革の影響を受けています。年間6%以上の削減目標を達成する必要があり、これが給与水準に影響を与えています。
口コミでは「同種の民間企業(商社、コンサルティング企業)に比べ、給与は低い。部長まで昇格して1000万円台」という声があります。また「同年代の日系大手などと比較すると想像以上に給与が低く、また福利厚生も充実していない」という評価も見られます。
参考)https://www.openwork.jp/one_answer.php?vid=a0A1000001qzUtnamp;qco=2
商社の年収ランキングでは、伊藤忠商事、三菱商事、住友商事、三井物産、丸紅の5大総合商社がTOP5を占めており、いずれも1,000万円を大きく超える水準です。JETROの部長職が990万円~997万円であることを考えると、民間商社との差は明確です。
参考)【2026年最新版】商社の平均年収は?総合・専門・年代別にラ…
給与より安定性を重視する選択になります。
役員報酬は理事長の基本俸給が月例支給額1,095,000円に地域付加額219,000円を加算した額です。副理事長は942,000円+188,400円、理事は814,000円+162,800円、監事は736,000円+147,200円となっています。
賞与は(月例支給額+地域付加額)×100分の155で計算されます。この計算式は全役員に共通しており、透明性の高い報酬体系が採用されています。
平均年収の推移を見ると、2021年度794.9万円、2022年度799.7万円、2023年度802.7万円、2024年度824.7万円と緩やかに上昇しています。ただし、平成18年と比べて若干水準が上がったものの、近年の上昇率は緩いです。
昇給は安定的ですが大幅な増加は期待できません。
通関士の専門性を活かしてJETROへ転職する場合、年収は上がる可能性が高いです。通関士の平均591万円に対してJETROは824.7万円なので、約230万円のアップが見込めます。
しかし、すでに商社や大手物流会社で高収入を得ている場合は注意が必要です。口コミでは「昇進スピードが鈍化しており民間の大企業や地方自治体と比べて管理職一歩手前」という指摘があります。35歳男性総合職の実態として、民間企業より昇進が遅いケースが報告されています。
参考)独立行政法人日本貿易振興機構の年収イメージ「昇進スピードが鈍…
JETROは貿易投資相談課など通関士の経験を活かせる部署があり、貿易法務・税務の専門性を発揮できる環境です。ただし、年収だけでなく、独立行政法人としての安定性や国際貢献というやりがいを重視する必要があります。
キャリアの方向性を明確にすることが条件です。
参考リンク(日本貿易振興機構の公式給与情報):
独立行政法人の役員の報酬等及び職員の給与の水準の公表
参考リンク(通関士の年収詳細データ):
通関士の平均年収と日本の給与相場を比較してみた結果
参考リンク(JETROの最新年収データと推移):
【2025年最新】日本貿易振興機構の年収、ボーナス、モデル給与、初任給|公務員の給料ならKomuInfo