評価額の計算ミスで10年分の過払いが発生することがあります。
固定資産税の評価額は、市町村が決定する重要な数値です。路線価方式は、道路に面した1平方メートル当たりの土地評価額を利用して計算する方法です。
計算式は「固定資産税路線価×土地面積×評点」となります。例えば、固定資産税路線価が1㎡当たり30万円、土地面積が100㎡、評点が0.9の場合、30万円×100㎡×0.9で評価額は2,700万円です。
固定資産税路線価は「全国地価マップ」で確認できます。路線価は相続税路線価とは異なり、各市町村が評価した土地価格である点に注意が必要です。
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市街地では主に路線価方式が用いられます。土地の形状や状態によっては、評価基準に基づいた補正が行われます。補正率は間口の広さや不整形地の度合いによって変動します。
標準宅地比準方式は、近くの基準となる土地と比較して評価額を算出する方法です。市町村が決定した標準宅地を探して単価を決定し、土地の形や条件で補正します。
計算式は「標準宅地の単価×土地面積×補正率」です。標準宅地の単価が10万円、土地面積が100㎡、補正率が0.7の場合、評価額は700万円になります。
評点一点あたりの価額は通常1円です。評価額は公示価格の70%程度が目安とされています。
路線価が設定されていない地域では標準宅地比準方式が採用されます。どちらの方式を使うかは土地の所在地によって決まります。
固定資産税額から評価額を逆算するには「固定資産税額÷1.4%」で計算します。例えば固定資産税が10万円なら、評価額は約714万円です。
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固定資産税の基本計算式は「固定資産税評価額×1.4%」となります。ただし、この税率は国が定めた標準税率であり、市町村ごとに異なる場合があります。
参考)固定資産税評価額の調べ方|計算方法や資料の見方を徹底解説!
実際の固定資産税には負担調整率や軽減措置が加わります。そのため、単純な逆算では実際の評価額よりも低い金額が算出されることがあります。
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都市部では都市計画税が加算され、さらに0.3%がかかります。課税標準額が評価額と一致しないケースもあるため注意が必要です。正確な評価額は納税通知書または固定資産課税台帳で確認すべきです。
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自治体の評価額に誤りがあると、隣の土地と税額が何百倍も違うケースがあります。評価の前提条件には間違いの種が多く存在し、道路の向かいの土地と倍違うことも珍しくありません。
参考)https://magazine.sbiaruhi.co.jp/0000-4402/
評価額への不服申し立ては原則として3年に1度の評価替えの年にのみ可能です。納税通知書の交付を受けた日から3ヶ月以内に固定資産評価審査委員会へ審査請求する必要があります。
課税誤りの確認は評価替え以外の年でもいつでも可能です。「この税額はどう計算されたのですか」と自治体に問い合わせることで、評価の前提条件を確認できます。
評価額の是正が認められると、過去10年を超える還付が受けられた事例もあります。ただし、自治体側は過去分の還付を認めない主張をするケースもあるため、早めの確認が重要です。定期的に納税通知書をチェックする習慣をつけましょう。
参考)【固定資産税】土地の評価額の誤りにより10年を超えて還付請求…
📄 固定資産税の評価額誤りに関する詳細は、国税庁の固定資産税評価基準のページで確認できます。
国税庁:路線価方式による宅地の評価
住宅用地の特例により、200㎡までの小規模住宅用地は評価額が1/6に軽減されます。200㎡を超える部分も1/3に軽減される一般住宅用地の特例が適用されます。
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新築住宅では、床面積50㎡以上280㎡以下が対象となり、120㎡までの部分の税額が3年間2分の1に減額されます。3階建以上の耐火構造住宅では5年間の減額です。
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長期優良住宅の場合、一般住宅より減額期間が長くなります。一般の長期優良住宅は5年間、耐火構造の長期優良住宅は7年間、税額が2分の1に減額されます。
これらは大きな節税効果があります。省エネ改修やバリアフリー改修でも税額が1/3減額される制度があります。耐震改修では税額が1/2に、長期優良住宅化改修では2/3が減額されます。
参考)固定資産税の計算方法は?減税措置や計算シミュレーションも紹介…
適用要件を満たしているか確認しましょう。自治体の税務課に問い合わせることで、適用可能な軽減措置を漏れなく活用できます。
建物の固定資産税評価額は「再建築価格×経年減点補正率」で算出されます。再建築価格とは、対象家屋を再度建築した場合の建築費用を指します。
建物評価額は固定資産税評価額とイコールです。評価替えで最新の評価額が既存の評価額を上回る場合、納税者の負担を考慮して既存の評価額に据え置かれます。
建築費用が高騰しても評価額が上がることはありません。経年劣化により建物評価額は下がっていくのが原則です。
前年中に取得した償却資産は「取得価額×(1-減価率÷2)」で評価額を算出します。前年より前に取得された償却資産は「取得価額×(1-減価率)」で計算しますが、取得価額の5%が評価額の最低ラインです。
参考)固定資産税の基本的な課税額算定方法について/明和町ホームペー…
減価率は資産の種類によって異なります。建物の場合、構造や用途によって異なる減価率が適用されるため、正確な計算には専門知識が必要です。

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