平日2時間の勉強でも不合格になる人がいます。
相続税法の合格に必要な勉強時間は、450時間から1,000時間と幅があります。
参考)税理士試験の相続税法とは?難易度や勉強時間の目安、攻略法を解…
大手予備校のTACは450時間、大原は520時間と公表していますが、これには理論暗記の時間が含まれていません。実際の合格者の声を聞くと、より現実的な時間が見えてきます。
参考)【税理士試験】相続税法の勉強時間、勉強方法を1発合格税理士が…
会計事務所勤務のある合格者は、月80時間強を12か月続け、800〜900時間の勉強時間で合格しました。平日は夜2時間と朝30分、土日は各4時間というペースです。
参考)【令和5年度税理士試験】相続税法の勉強|sho
別の働きながら半年で合格した方は、通勤時間と朝の出勤前で1時間、昼休憩で1時間を確保し、土日にまとめて学習していました。つまり平日2時間です。
参考)相続税法を働きながら約半年で合格した勉強法を紹介します|じぇ…
ただし予備校公表の時間は受験生を増やすために少なく見積もられている点に注意が必要です。
安全を見て1,000時間確保すると、平日3時間と土日5時間を10か月続ければ達成できます。
通関業務従事者が勉強時間を確保するには、生活リズムの見直しが必須です。
朝の出勤前30分と通勤時間で1時間、昼休憩で1時間を確保すれば、働きながらでも平日2時間は確保できます。理論暗記はこの時間です。
ある合格者は、お風呂やトイレの時間にも理論を唱えていたそうです。つまり隙間時間の活用が鍵ですね。
夜は講義視聴や計算問題を解く時間に充てると、インプットとアウトプットのバランスが取れます。
土日は各4〜5時間を確保し、総合問題に取り組む時間にします。
本試験はお昼の眠い時間に行われるため、土日の総合問題演習は必ず本試験と同じ時間帯に解く習慣をつけると効果的です。体内時計を試験時間に合わせるということですね。
平日と土日でメリハリをつけることで、10か月で1,000時間という目標が現実的になります。
相続税法は税理士試験の中で中程度のボリュームがある科目です。
法人税法と所得税法が各600〜700時間必要なのに対し、相続税法は400〜500時間が目安とされています。つまり必須科目の3分の2程度です。
参考)税理士試験における相続税法の難易度や勉強時間を徹底解説!
簿記論と財務諸表論も各500時間程度なので、相続税法は同程度の学習量といえます。
参考)税理士試験科目の相続税法とは?試験内容と勉強方法を解説
消費税法は300時間、酒税法はさらに短いため、相続税法は選択科目の中では重量級です。
法人税法・相続税法・国税徴収法を選択した場合、簿記論と財務諸表論と合わせて合計2,100時間程度の勉強時間が必要になります。
相続税法は税法科目の中で安定した人気を集めており、実務上も相続税の申告件数が増えているため、通関業務からのキャリアチェンジを考える方にも有用です。
学習範囲は広いですが、簿記の知識を必要としない唯一の国税三法という特徴があります。
参考)科目別合格戦略(相続税法)
効率的な学習には、間違いメモの活用が重要です。
同じ間違いを二度しないように、間違えた問題とその理由をメモしておくと、復習の効率が劇的に上がります。
条文全体の大まかな理解を先に行い、その後で重要な細部の条文を学習すると、知識が体系的に定着します。全体像を掴むのが先です。
参考)税理士試験の相続税法とは?必要な勉強時間や難易度は?勉強方法…
理論問題は条文の基礎的な理解だけでなく、相続税法特有の言葉の意味を正確に抑えることが必須です。
計算問題では、相続関係図を正確に読み取り、財産状況を把握して計算式に落とし込む練習を繰り返します。
直前5年以内の法改正の有無とその内容は試験に出やすいため、意識的に学習する必要があります。小規模宅地等の特例計算や配偶者居住権の計算は最近の改正事項として要注意です。
参考)【税理士試験 相続税法】「出題のポイント」公表を受けて:令和…
問題集を圧倒的に回転させることも合格の秘訣です。何度も解くことですね。
財産評価の部分は暗記量が多いため、優先順位をつけて重要論点から固めていくと時間を節約できます。
相続税法の合格率は、税理士試験全11科目の平均と比較してやや低めで推移しています。
参考)【税理士試験】相続税法の難易度・合格率推移は?
つまり難易度は高めということです。
理論問題と計算問題が各50点ずつ出題され、どちらかに偏ることなく得点する要領の良さが求められます。
理論は個別問題、応用問題、事例問題のいずれかの形式で論述問題が出題され、出題の幅が広く正確な暗記も必要です。
参考)相続税法・消費税法の学習内容・合格率・難易度は?
計算問題は相続人が相続した財産に対する課税額を計算する形式で、横断的な理解と総合的な理解度が問われます。
近年の試験では「法律の暗記でなく理解」と「事例に基づくあてはめ」が重視されており、単なる丸暗記では対応できません。どういうことでしょうか?
条文に触れつつ説明する能力や、実務上重要となる論点の全体像を理解する能力が求められているということです。
合格するには一定の努力が必要ですが、理論・計算で偏りなく得点できれば突破可能です。
アガルートアカデミーの相続税法解説ページ
試験傾向や必要な勉強時間について、より詳しい情報が掲載されています。相続税法の全体像を把握する際の参考リンクとして有用です。