あなたの消毒判断ミスで院内感染率が2倍になります
病原体は大きく5種類に分類されます。ウイルス、細菌、真菌、原虫、寄生虫です。サイズはウイルスが約20〜300nmで最小、細菌は約1〜5μmと約10倍以上の差があります。つまり大きさも構造も全く異なります。
ウイルスは宿主細胞がなければ増殖できません。一方、細菌は単独で増殖可能です。ここが本質的な違いです。
例えばインフルエンザはウイルス、肺炎球菌は細菌です。同じ「感染症」でも治療薬は全く異なります。抗菌薬はウイルスには無効です。ここが重要です。
抗菌薬誤用による耐性菌増加は、日本でも年間約8,000人の死亡に関連すると推定されています(AMR関連)。つまり分類理解がそのまま臨床リスクに直結します。結論は分類理解が鍵です。
真菌はカビや酵母で、カンジダやアスペルギルスが代表です。サイズは細菌より大きく、真核生物です。つまり細胞構造が複雑です。
原虫は単細胞の真核生物で、マラリア原虫などが該当します。寄生虫はさらに大型で、回虫や条虫など肉眼で見えるものもあります。ここが違いです。
免疫抑制患者では真菌感染の死亡率は20〜50%に達することがあります。かなり高いです。
原虫感染は渡航歴で見落とされやすいです。特に東南アジア帰国後の発熱ではマラリア除外が必須です。これは重要です。
感染リスクの見落としを防ぐ場面では、渡航歴確認を徹底するという行動が最も有効です。これだけ覚えておけばOKです。
分類に当てはまらない例外も存在します。それがプリオンです。タンパク質のみで感染性を持ちます。非常に特殊です。
プリオンは通常の高圧蒸気滅菌(121℃15分)では不十分とされ、134℃18分以上が推奨されます。通常より厳しいです。
クロイツフェルト・ヤコブ病の医原性感染は、過去に硬膜移植などで報告されています。完全に他人事ではありません。
つまり「消毒すれば安全」という前提は崩れるケースがあります。ここが盲点です。
高リスク器具の管理場面では、専用プロトコルを確認することが最優先です。これが原則です。
感染経路は接触・飛沫・空気の3つが基本です。これにより対策が変わります。ここが重要です。
例えばノロウイルスは接触感染主体ですが、嘔吐時にはエアロゾル化し空気感染様になります。意外ですね。
結核は空気感染で、N95マスクが推奨されます。一方インフルエンザは主に飛沫感染です。つまり同じマスクでも意味が違います。
院内感染は1件発生すると、平均で数十万円〜数百万円規模の対応コストが発生します。時間的損失も大きいです。
感染経路を誤認する場面では、標準予防策+経路別対策を確認するだけでリスクを大幅に減らせます。〇〇に注意すれば大丈夫です。
抗菌薬は細菌にのみ有効です。ウイルスには効きません。これは基本です。
しかし実臨床では、風邪症状に抗菌薬が処方されるケースが一定数存在します。まだあります。
日本の外来では、急性上気道炎の約30〜50%で不適切な抗菌薬使用が報告されています。かなり多いです。
これにより耐性菌が増加し、将来的に治療困難な感染症が増えます。長期的リスクです。
処方判断に迷う場面では、迅速抗原検査やCRPなど客観指標を確認する行動が有効です。〇〇が条件です。
厚労省のAMR対策の詳細(抗菌薬適正使用の指針)
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000120172.html